スタイリングプロ被災地支援プロジェクト
「ハートtoハート ファブリックでつなぐココロ」は、2011年の東日本大震災を受け発足した会員有志によるボランティアプロジェクトです。「インテリアでできること」をコンセプトに、協賛企業からの材料提供、有志による製作協力、会員からの寄付をもとに活動しました。
―2020年7月をもって一旦活動の区切りをつけることにしました―
2020年 熊本豪雨
2020年7月4日、猛烈な雨に見舞われた熊本県南地域は球磨川が氾濫するなど、各地で土砂崩れや浸水被害が相次ぎ甚大な被害が発生しました。熊本会員の呼びかけにより、支援物資を被害の大きかった人吉市へお届けしました。つづいて、NPO法人とら太の会、球磨川アドベンチャーズに義援金を寄付しました。 今回をもって、ハートtoハート活動は区切りをつけることとしました。
2018年 西日本豪雨
2018年8月、広島会員の紹介により、発災直後から地域の「安心安全」を守るための「救援リーダーの育成・災害ボランティアのマッチングシステムの構築」を行なっている「一般社団法人日本レスキューボランティアセンター(JRVC)」 へ義援金を送付しました。被災された方々への生活物資提供や 土砂掻き出しの資金として、 ダイレクトに義援金がお役に立ちます。
*JRVC http://japan-rvc.com/
2016年 熊本地震
2016年5月、2017年4月
東北支援の際にコラボした、緊急から復興の各段階できめ細やかな支援活動を行う「特定非営利活動法人ジェン(JEN)」への寄付を通して支援。 瓦礫撤去や避難所支援、復興の一助となりました。
*JEN http://www.jen-npo.org/
東北支援
概 要
東北在住メンバーの協力により、現地の状況に合わせながら継続的な支援を行いました。
ステップ1 2011年3月~
震災直後はとにかく物資の不足が深刻でした。必要とされる生活用品や義捐金を協力して集め、 被災地へお届けしました。
ステップ2 2011年4月~ 「美しいインテリアファブリックでバッグを作って届けよう!」
被災された方々が避難所でビニール袋に身の回りのものを入れて移動されているご不便を目の当たりにし、 移動や保管、整理用として使っていただけるよう、業界企業各社から提供いただいた美しいインテリアの生地で、 大風呂敷や大きめのエコバッグ、巾着袋などを手づくりし、メッセージとともにお届けしました。
ステップ3 2011年9月~ 「オリジナルキットで手づくりを楽しもう!」
避難所から仮設住宅へ移動され、未だご不便ななか、新しい生活をスタートされている東北の皆様に、一方的に差し上げるのではなく、美しい生地に触れながら手づくりの楽しみを体験していただこうと、 オリジナルの「手づくりキット」をお届けすることになりました。 有志メンバーによる現地ワークショップも開催し、 バッグやインテリア小物作りを楽しんでいただきました。また、小学校の交流の記念品に使われたり、中学ではバザーの売上金で卒業記念品を購入したり、様々に活用していただきました。
主な支援先
宮城県石巻、岩手県宮古、釜石、福島県伊達市桑折 など
宮城県大崎市鹿島台 | 宮城県石巻市 | 宮城県 高砂市民センター |
福島県 桑折町 | 岩手県釜石市 | 岩手県宮古市 中学校 |
実 績
2011年 | 3月 | 必要とされる生活用品や義捐金を協力して集め、 被災地へ届ける |
4月 | ハートtoハートプロジェクトのスタート。南相馬の避難所へ、おしゃれ風呂敷50枚を届ける | |
5月 | 岩手の会員経由でSAVE IWATEへ、エコバッグ45枚、子供用巾着20枚、大人用巾着10枚を発送 | |
6月 | 南三陸大谷海岸の被災された幼稚園へ、おしゃれ風呂敷50枚、エコバッグ10枚を届ける | |
岩手県SAVE IWATE、他被災地へ、おしゃれ風呂敷26枚を届ける | ||
盛岡にて支援活動をしている個人(会員の友人)へ、おしゃれ風呂敷20枚を発送 | ||
7月 | 宮城県大崎市鹿島台の避難所へ、おしゃれ風呂敷40枚を届ける | |
8月 | 岩手県大船渡市役所、いわて子育てネット事務局、宮古市内の病院へ、おしゃれ風呂敷とエコバッを送付 | |
10月 | 特定非営利活動法人JEN石巻とコラボでワークショップ開催。会員4名が参加。 エコバッグキット/10セット、巾着キット/10セット、フォトフレームキット/10セット、コサージュ(完成品)/7個、別送品としてミシン2台を届ける |
|
宮古市 ①花輪中学校 ②赤前小学校親子ふれあい教室へ、 エコバッグキット/40セット、巾着キット/30セット、フォトフレームキット/10セットを送付 |
||
11月 | JAPANTEX2011テーマブース福祉ゾーンの一角にて、これまでの活動の報告や作品を展示。小さなミシンを置いて来場者に尺角サンプルをつなげていただく「キルトコーナー」を設置。キルトは21本、総延長20m12cmに。 | |
宮古市赤前小学校へ、キット60セットを送付 | ||
岩手作業療法士協会のワークショップにエコバックキット20個を送付 | ||
12月 | 特定非営利活動法人JEN石巻とコラボ ワークショップ第2弾開催 |
2012年 | 1月 | 福島桑折仮設住宅にてフォトフレームとペルメルのワークショップを開催 |
2月 | 石巻JENワークショップ第3弾 東北の会員2名が訪問しエコバック作成 | |
3月 | 川島織物セルコンコラボ・フォトフレーム教室を開催 | |
福島県桑折仮設住宅ワークショップ第2弾。会員4名が訪問。お土産用のペルメルは、2011年JAPANTEX会場で来場者に繋いで頂いたキルトを使用 | ||
4月 | 宮城県高砂市民センターインテリア講座、東北文化学園と協力、インテリア科の学生が授業内でキット作成 | |
8月 | 釜石仮設店舗・ビューティーサロンヴィクトリーへ、手作りキット(バッグ12セット、フォトフレーム10セット、インテリアフレグランス12セット)とミシン2台、作業小物を送付 | |
10月 | 宮古市花輪中学校にエコバックキット15セットを送付 |
2013年 | 1月 | 釜石ビューティーサロンへ、手作りキット(バッグ22セット、フォトフレーム12セット)とフリー生地を送付 |
埼玉・東松山女性のネットワーク宛に巾着用生地送付 | ||
5月 | 10周年記念品として、東北メイドのサシェ(インテリアフレグランス)を釜石のサロンの皆さんへ製作を依頼 | |
6月 | 宮城県東松島、東名地区ふれあいセンター、支えあいセンターみやぎにて、ファブリックフォトフレームワークショップを開催 | |
10月 | 岩手県 花輪中学校の文化祭バザー用キット送付 | |
11月 | 宮城県東松島東名地区へエコバックキット20セット送付 | |
2014年 | 10月 | 宮古市花輪中学校にエコバックキット20セットを送付 |
協 力
生地/材料協力
株式会社川島織物セルコン クリエーションバウマンジャパン株式会社 株式会社サンゲツ
株式会社スミノエ 株式会社テシード トーソー株式会社 東リ株式会社 株式会社ニチベイ
日本フィスバ株式会社 株式会社フジエテキスタイル マナトレーデイング株式会社
制作協力
株式会社東和商会 株式会社ラジエル 有限会社アート・ケイ
有限会社めいくまん
株式会社レヴェイユ 有限会社テキスタイルシン